
車はいったいどれだけ進んだ?
前回の記事(「微分は実生活で使わない」と思う人に欠けた視点)では、車の問題を出題して「微分」について解説しました。今回は「積分」について考えてみたいと思います。以下の問題を考えてみてください。
いかがでしょう? 問題条件が複雑で、どこからどのように考えればよいかわからない、という人も多かったのではないでしょうか。
しかしこの問題は、条件的には実際の車の動きに即した問題になっています。車のアクセルを踏んだ瞬間に時速30kmまで加速できるわけではありませんし、ブレーキを踏んだら一瞬で車が止まることもありません。
では、このような問題はどのように考えればよいのか。ここで使うのが「積分」の考え方です。
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