「複利」効果を使って資産を増やす
2024年から始動した新NISA。従来のNISAより投資上限額と非課税保有限度額が拡大されたことから、制度を活用して資産を増やしたいと思っている人もいるのではないでしょうか。そのときに重要となってくるのは、「複利」と呼ばれる利子の計算方法です。それを説明するために、まずはこちらの問題を考えてみましょう。
この問題、もしかするとこのように考えた人がいるかもしれません。
元金が2倍になるということは、利子がちょうど元金と同じだけ、つまり100%付く必要がある。1年で4%の金利であるため、100÷4 = 25より、元金が2倍になるまで25年間かかる……。
正解はそれより7年間も短い「18年」で元金の2倍以上になります。この背景には、「単利」と「複利」の計算方法の違いがあります。その違いは利子を元金に組み入れるかどうかです。


















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