新NISAでも活用できる「対数」東大生が教える凄さ 利息の計算が超簡単に!知っておくと役立つ考え方

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この式でも答えは導きにくいように見えますが、実はこれ、スマートフォンにあらかじめインストールされている電卓アプリでも計算できるのです。例えば、iPhoneの「計算機」アプリを起動して横向きにすると、「log10」というボタンがあるのがわかります。

計算機アプリ
iPhoneの「計算機」アプリ。左から6列目、上から3番目に「log10」がある

log102を求めたい場合、「2」を入力した後に「log10」のボタンを押すだけで、10を底とする対数を出力することができます。これを用いれば、

log102=0.30102……

log101.04=0.01703……

とすぐに計算できます。

地震の規模を表す「マグニチュード」も対数

対数について、高校で習ったときには実用性の見えない数学だと感じていた人もいるのではないでしょうか。実は対数は世の中にあるスケールの大きな数字を表したり、比較したりすることに非常に効果的に使われているのです。

例えば、地震の規模を表す「マグニチュード」も対数で表した数値です。地震のマグニチュードをM、エネルギーの大きさをEとすると、その関係式は

log10E=1.5M+11.8

と表されます。これを計算すると、マグニチュードが1大きくなると、地震のエネルギーは10の1.5乗、つまり約32倍になることがわかります。

このように、高校数学で習う対数はいろいろな場面で生かされています。対数は大きな数を小さな数で表現することができ、非常に便利なのです。

永田 耕作 現役東大生・ドラゴン桜チャンネル塾長

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ながた こうさく / Kosaku Nagata

現役東大生。2001年生まれ。 公立高校から学習塾に入らずに東大へ現役合格。中学・高校は野球部に所属し、部活動と勉強を並行し 「練習で自分の苦手を潰して、試合で自分の力を最大限に発揮する準備をする」という努力の「型」を勉強にも活かして受験勉強を乗り切る。現在は株式会社カルペ・ディエムの教育事業部に所属し、全国の学校や自治体で講演会を実施しながら、まとめた知見を記事や書籍など紹介している。https://twitter.com/NagataKosaku08

 

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