堀江貴文「だから団塊ジュニアは出世ができない」 未来予測は不可能だが、たった1つわかること
数字は「世界共通の言語」
――今回お越しいただいた数理物理学者の西成先生は、インタビューでこんなお話をされています。「文系、理系の区分はいらないと思います。昔はそれでよかったのですが、いま人類が解かないといけない課題は、融合した知識でないと解けません」、「キーになるのが数学です。数学ができないと、いろんなものをつないでいくことができません」。
西成活裕:はい。今、世界に単純な問題ってほとんどなくて、難しい問題しか残っていないですよね。それらを全部つなぐのは何かというと、おそらくは数学です。なぜなら、言語として世界共通だからです。それをキーにして、いろいろなものをつなげていって、解決していこうということです。
例えば環境問題が挙げられます。環境問題の専門家って、実はいないんですよ。いろんな分野の人が集まらないといけない。その共通言語としての役割が数学にあると思っています。
――そのようなお話を聞くと、数学が必要であることまでは理解できるのですが、苦手意識のある人も多いですよね。どうしたら解消できるでしょうか。
西成:数学は語学と一緒だと思っています。単語を覚えるのと同じように数式を覚えたりすればいい。そうすれば、英語でコミュニケーションするのと同じようにいろいろな人たちとコミュニケーションをとることができます。
私の好きな数学者の言葉なんですが、「数学を勉強すると、読めない本がなくなります」とその人は言っているんです。
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