学生街で「700円台の油そば」が生んだ勢力図変化 原材料高騰に立ち向かう戦略がそこにあった

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低温調理のチャーシューの仕上がりもよく、細タケノコやカツオ節、ネギなど食感に飽きの来ないトッピングもセンスが良い。学生向けの大味な一杯かと思いきや、しっかり作り上げられた油そばだ。

(筆者撮影)

途中で「背脂」をコールすると背脂をかけてくれる。これがマイルドで旨い。卓上のお酢やラー油で味変を楽しむのも最高。

(筆者撮影)

最後は追い飯で締める。ご飯の上に特製のカエシをかけて出してくれる。魚介に塩と醤油を合わせた酸味の効いたカエシでこれがまた美味しい。

「安くて美味しく楽しい」油そばの魅力

「油そば」の人気の理由はまずは「カスタマイズ」だろう。

(筆者撮影)

豊富なトッピングや卓上調味料などで自分好みの味に仕上げられるのは油そばの圧倒的な魅力だ。スープのあるラーメンだと、味変やトッピングはやりすぎるとスープの味を壊してしまう。

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