一方、油そばはスープがない分、全体の味が壊れづらい。油そばを食べたことのある人であればお酢とラー油を回しかけたことがあると思うが、結構たくさん加えても味が壊れない。
様々なアイテムでカスタマイズすることで、それぞれのマイ油そばが完成するのが楽しい。同じお店に何度も通って試せる学生にはピッタリといえる。
学生街では、1000円以上のラーメンは難しい
それから、学生街のラーメン店の課題としては価格の問題がある。
ラーメンの「1000円の壁」問題で揺らぐ中、学生街においては1000円以上のラーメンはよほどの有名店でないと厳しい。
しかし、都内は地方と比べると家賃が高く、また物価高の昨今は、原材料や水道光熱費の高騰が止まらないという現状がある。結果、店側の経営も、苦しくなりがちだ。
その点、スープのない油そばは低価格で提供するには魅力的なメニューである。スープがない分、麺量も増やせるので、お腹が空いた学生でも満足できる量を提供できるのも強い。
早大生による投票で第3位に選ばれた「麺爺」の新ブランド店「焼き油そば専門店 焼爺」では、焼き油そばを750円で提供している。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら