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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

学生街で「700円台の油そば」が生んだ勢力図変化 原材料高騰に立ち向かう戦略がそこにあった

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  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
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一方、油そばはスープがない分、全体の味が壊れづらい。油そばを食べたことのある人であればお酢とラー油を回しかけたことがあると思うが、結構たくさん加えても味が壊れない。

(筆者撮影)

様々なアイテムでカスタマイズすることで、それぞれのマイ油そばが完成するのが楽しい。同じお店に何度も通って試せる学生にはピッタリといえる。

学生街では、1000円以上のラーメンは難しい

それから、学生街のラーメン店の課題としては価格の問題がある。

ラーメンの「1000円の壁」問題で揺らぐ中、学生街においては1000円以上のラーメンはよほどの有名店でないと厳しい。

しかし、都内は地方と比べると家賃が高く、また物価高の昨今は、原材料や水道光熱費の高騰が止まらないという現状がある。結果、店側の経営も、苦しくなりがちだ。

その点、スープのない油そばは低価格で提供するには魅力的なメニューである。スープがない分、麺量も増やせるので、お腹が空いた学生でも満足できる量を提供できるのも強い。

(ポイント1)値上げしにくい学生街では、油そばは低価格で提供できる魅力的なメニューである

早大生による投票で第3位に選ばれた「麺爺」の新ブランド店「焼き油そば専門店 焼爺」では、焼き油そばを750円で提供している。

(筆者撮影)

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【700円台で大満足。安くて美味しく楽しい】

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