学生街で「700円台の油そば」が生んだ勢力図変化 原材料高騰に立ち向かう戦略がそこにあった

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(筆者撮影)

高田馬場エリアは都内でもよく知られたラーメン激戦区で、醤油・塩・味噌・豚骨・つけ麺などあらゆるジャンルのラーメン店がひしめき合っているが、『EXPO』で発表されたランキングを見て本当に驚いた。ラーメン店のランキングを見ると、なんと1位から4位までがすべて「油そば」のお店だったのである。

今、早稲田で油そばがこれほどまでに上位を独占している理由は何なのか? 探ってみると、昨今の原材料高騰を背景にした、「学生街」ならではの実情が色々と見えてきた。

早大生人気1位の店をまずご紹介

早大生による投票で、第1位に選ばれたお店は「油SOBA専門店 図星」だ。2013年オープンで既に創業10年以上のお店だ。

(筆者撮影)

「油そば 並」は880円。

(筆者撮影)/外部サイトでは写真をすべて見られない場合があります。本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください

具はチャーシュー、細切れチャーシュー、細タケノコ、ネギ、カツオ節、ノリ。麺は極太ストレート。

油多めのタレが麺の下にしっかり敷いてあり、ブラックペッパーが多め。麺がパワフルでとても食べ応えがある。

次ページ学生向けの大味な一杯かと思いきや…
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