日本の会社員が「世界中から嫌われる」納得の理由 日本特有「ちょっと気持ち悪い」ある習慣とは?

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「そんなの聞いてない」は通らない

つんく♂:僕は大会社の経営者になったことがないからわからないけど、「またあいつが面倒くさいこと言ってきた。だから会議が長引くねん!」みたいなこともあるのかな。経営側から見れば、イエスマンが多いほうがラクというか。

:たしかに、そういう面もありますよね。でも、本当に実のある話をしているのは、実は数人だから、なら数人だけで決めちゃえばいいって思いますよ。

つんく♂:会議で発言しない人にかぎって「いや、そんな話は聞いてないよ」みたいに言いがち(笑)。

:その通りです。他の国だと、意見も言わない人が「俺の知らないところで勝手に決めるな」なんて言う資格はないんですよ。だって、何もしていないんだから。

つんく♂:いわゆる「俺に話を通せ」っていう人たちですね。

:日本では現場も知らない上の人が「ちゃんと報告しろ」と言ってきて、「それにはこういうリスクがある」「何かあったらどうするんだ」とか、現場感のない横槍を入れてくる。それでフリーズして物事が進まないことってよくありますよね。

つんく♂:めっちゃありますね。

孫泰蔵
日本の連続起業家、ベンチャー投資家。大学在学中から一貫してインターネットビジネスに従事。その後2009年に「アジア版シリコンバレーと言えるようなスタートアップ生態系をつくる」という大志を掲げ、ベンチャー投資活動やスタートアップの成長支援事業を開始。そして2013年、単なる出資に留まらない総合的なスタートアップ支援に加え、未来に直面する世界の大きな課題を解決するための有志によるコミュニティMistletoeを設立。社会に大きなインパクトを与えるスタートアップを育てることをミッションとしている(撮影:尾形文繁)

日本企業はシリコンバレー出入り禁止

:ここだけの話ですが、ITスタートアップの世界では、シリコンバレーに世界の才能が結集しています。以前は日本企業がよく視察に来ていましたが……。今では「日本企業というだけで出入り禁止」の企業がたくさんあります。

つんく♂:え? なぜですか?

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