ポケモン似?爆売れ「パルワールド」色々ヤバい訳 発売から4日で600万本販売、ただ懸念もある
一方の『パルワールド』は、グロテスクな描写こそ避けているが、そういったむちゃくちゃな要素を実現できている。まねする側だからこその特権といえよう。これは話題を呼ぶだけではなく、ユーザーが欲しかったものを提供できるということでもある。
ポケモンの世界でも、あるポケモンが労働したり、戦争に参加したり、ポケモンの一部を食べるといった描写は存在する。実際にはいろいろな歴史があると思われるが、ポケモンのゲームではそういう暗い部分はあまり描写されず、ちょっと触れたとしても本気では描けない。そして、こういう状況に子どもっぽさや物足りなさを覚える人もいるだろう。
多くの人が遊べるような作りを意識
また、ポケモンのゲームは多くの人が遊べるような作りを意識している。最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではオープンワールド形式になったが、広大な世界をうまく生かしているとはいえないし、バトルはいまだにコマンド選択式のレトロなRPGであり、最先端のゲームとは言いがたい。
テレビゲームは進歩の速いジャンルで、新しいものを作り出すことが評価されやすい。ゆえに挑戦的すぎる『パルワールド』を受け入れる人もいるわけだ。
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