40代でバイク便から海外起業した彼の奇跡の秘話 英語を学んだことでまだ見ぬ世界への扉が開いた

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海外で活躍するためには、まず言葉を覚えることが大切(写真:metamorworks/PIXTA)
低成長、円安、少子高齢化……今や何重苦も負っている日本で、未来への展望を抱けない人たちは多い。そんな中、投資家・シンガポール大教授として世界中を飛び回り、一流の人物たちとビジネスを動かしている田村耕太郎氏は、「日本人は海外で十分通用する」と語る。臆病で閉鎖的な状態から一歩踏み出すにはどうしたらいいのか。田村氏の著書『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』から、フィリピン・セブ島を拠点に活躍する藤岡頼光さんの体験談を、一部を抜粋・改編して紹介する。

バイク便のQQ便設立から、QQEnglishへ

藤岡頼光さんは、フィリピン・セブ島に拠点を置くフィリピン最大の英会話学校QQEnglishを経営。約1800人の教師を正規雇用し、年間6000人の語学留学生を受け入れ、オンラインでも4万人を超える生徒に授業を提供している。

1992年バイク便のQQ便設立後、2000年バイクショップのコネクティング・ロッドを設立。2005年フィリピン・セブ島に留学後、2009年にオンライン英会話事業のQQEnglish開始。2010年に留学事業も開始する。QQEnglishは現在、日本、フィリピン、中国、韓国、タイ、ベトナム、ブラジル、ロシア、モンゴル、中東で展開している。

彼の体験談を紹介しよう。

Q 海外に出られた一番大きなきっかけは何ですか?

英語を話せるようになり人生が大きく変わりました。

私は日本でバイク便という、英語と全く関係ない仕事をしていました。そして、バイクが大好きだったので、輸入バイクを売るお店も経営していたのです。輸入で出会ったイタリア人と趣味のバイクの話をしたくて、英語を勉強したのがきっかけでした。フィリピンのセブ島に来て英語を学び、英語が話せるようになり人生が変わったのです。

それまで、私の人生はバイクで始まりバイクで終わると思っていました。しかし、英語を話せるようになり、世界の扉を開けたら今まで見たことがない世界が広がっていたのです。

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