「LGBTQ+」の人が職場で直面するさまざまな課題 自分らしくいられる環境を企業はどう作るか

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(3)性的指向の暴露「アウティング」で労災認定(2022年3月18日)……アウティングによる精神疾患の発症が、労災認定された事例

2022年4月から中小企業においても義務化された「パワハラ防止法」では、労働者の性的指向・性自認に関する侮辱的な言動や、労働者の性的指向・性自認について当該労働者の了承を得ずに第三者に暴露することは、ハラスメントに該当すると明記されています。

当事者が職場で直面する課題

男女雇用機会均等法により、性別を理由として故意に差別をする企業は少なくなっているものの、LGBTQ+の当事者らは、職場で自分らしく振る舞えないことや、自認する性での社会生活が送れない等の困難に直面しています。

「多様な人材が活躍できる職場環境に関する企業の事例集〜性的マイノリティに関する取組事例〜(令和元年厚生労働省委託事業)」における当事者アンケートでは、図表2のような結果が記載されています。

LGBTQ+
(図表:本書より引用)

これを踏まえて、知識をアップデートするとともに、人を人として尊重するという基本的人権に対し、意識的になることが重要です。

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