医師提案「血管の老化度」を10秒で測れる計算式 脳の血流を上げる「ブレインフード」活用術

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ぼくが長野県に赴任したときに最初に手がけたのが、住民の方々の塩分量を減らすことでした。

当時の長野県は、脳卒中の罹患率が全国ワーストクラス! 

塩分たっぷりの野沢菜の漬物でごはんを何杯も食べる文化があり、血管が詰まって当然です。

減塩のために、ぼくが絶対におすすめしたいのが、野菜たっぷりの「ごちそうみそ汁」。

野菜に多いカリウムには、塩分にふくまれるナトリウムを外に排出する作用があります。カリウムは水に溶けやすいので、みそ汁はぴったり。

とくに「ごちそうみそ汁」は、血管・筋肉・骨・脳・腸のすべてによい5冠王!

ベーコンや卵は筋肉をつくり、大豆を発酵させたみそは腸によく、骨も強化してくれます。

たっぷり野菜で血管も強くし、抗酸化力で脳の老化も防いでくれます。

具だくさんの鎌田式「ごちそうみそ汁」
(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

にんじん、オクラ、キャベツ、しめじ、カボチャ、さつまいも、卵など10種の具を使った、その名も「ごちそうみそ汁」。具はお好みでいいけれど、ベーコンを入れると本当においしい。いも類もカリウムが多いのでおすすめです。

脳の血流を上げる「ブレインフード」活用術

認知症と無縁な人生を送るために、脳を元気にする「ブレインフード」を毎日食べましょう。

とくに、サバやイワシ、サンマなどの青魚に多くふくまれるDHAとEPAなどの脂(オメガ3脂肪酸)には、血液の年度を下げてサラサラにしてくれる効果があります。

脳の血流がよくなることで記憶力が高まり、目の血流がよくなることで視力の回復に役立つ可能性も。

アメリカのタフツ大学は、魚を週に2回食べる人は、月1回の人に比べて、アルツハイマー型認知症の発症が41%減少すると発表しました。

ぼくはさらに魚のパワーを得るために、週に5日、できれば毎日でも食べています。

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