医師提案「血管の老化度」を10秒で測れる計算式 脳の血流を上げる「ブレインフード」活用術

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魚を調理するのが面倒なら、ぜひ、缶詰を活用してください。

缶詰なら、買ってきてパカッと開けるだけ。

缶詰のスープには、魚の栄養素がたっぷり溶け込んでいるので、スープも残さず使いましょう。

他にも、脳にいい「ブレインフード」を紹介します。

・ ナッツ:ナッツにふくまれるαリノレン酸には、脳の神経伝達をよくしたり、血流をあげて脳の働きを高めたりする作用があります。

・大豆製品:大豆食品には記憶力や集中力を高める大豆レシチンがふくまれます。

・ ごま:抗酸化作用の強いセサミンをふくみ、動脈硬化の予防効果もあります。

・ えごま油・アマニ油:オメガ3脂肪酸の「α -リノレン酸」は、体内に入るとDHAやEPAに変わり、脳の神経細胞を活性化させます。熱に弱いため、食べる直前に料理にかけること。1日に小さじ1杯が目安です。

・ 野菜・ベリー:葉物野菜、赤い野菜など、色とりどりの野菜には、抗酸化物質やビタミン、ミネラルが多く、脳の健康によいとされています。ブルーベリーやラズベリーなどには、記憶力低下を防ぐ抗酸化物質がふくまれます。ぼくはブルーベリーを大量に仕入れて冷凍庫に常備し、ヨーグルトを食べるときに凍ったまま10個ほどのせて食べるようにしています。デザートに近くなります。

脳活ブレインフード、最強の組み合わせ

組み合わせることで抗酸化作用がさらに高まる食材もあります。

まずはこの組み合わせを試してみてください。とくに、ナッツ入りのサラダは手軽です。

ナッツ類×葉物野菜
(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

ビタミンEが豊富なナッツ類と、ほかのビタミンをふくむ野菜との組み合わせで抗酸化力を高められる。ナッツを普段食べない人も、ビタミン豊富なほうれん草やモロヘイヤのサラダと一緒に気軽にとろう。

青魚の缶詰×豆腐
(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

イワシなどの青魚に含まれるコエンザイムQ10は、血液から脳にダイレクトに届き、活性酸素を除去する働きが。ビタミンEの多い豆腐と組み合わせれば、抗酸化力がさらにアップ! 青魚はお手軽に缶詰で。

『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
鎌田 實 医者・作家

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かまた みのる / Minoru Kamata

1948年東京生まれ。医師・作家。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任、以来40年以上にわたって地域医療に携わる。現在、諏訪中央病院名誉院長。日本チェルノブイリ連帯基金理事長、日本・イラク・メディカルネット代表として、被災地支援にも精力的に取り組んでいる。2006年、読売国際協力賞、 2011年、日本放送協会放送文化賞を受賞。ベストセラー『がんばらない』(集英社)をはじめ著書多数。近著に『相手の身になる練習』(小学館)、『70歳、医師の僕がたどり着いた 鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(集英社)などがある。

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