「クーラー効きすぎて寒い」は寿命が縮むNG環境 危険な冷え…夏こそ「血流」を重視すべきワケ

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夏におすすめの血流改善法とは(写真:Ushico/PIXTA)
猛烈な暑さが続く日々。夏バテなのか、体がだるい、眠れない、足腰が痛い……そんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。麻酔科医として2万人以上の全身の循環をコントロールしてきた富永喜代医師の最新刊『血流がすべて』から、夏におすすめの血流改善法を一部引用・再編集してご紹介します。

みなさんは、暑さ対策、どうされていますか?

帽子をかぶる、水分をとる、などあるかと思いますが、暑すぎて「なるべく屋内にいる」という方も多いのではないでしょうか。

そんなとき心配なのが、血流の悪化。

暑い外からキンキンに冷えた室内に入ると、すっと汗がひいて気持ちがいいですよね。

ですが、そのまま冷房を弱めずにその部屋にとどまっていると、だんだんと手足が冷たくなって、頭がぼーっとしたり、だるくなったりしませんか? いっそ屋外に戻りたいと思ってしまうことも……。

実はこれ、血流が悪くなっている証拠です。

ほうっておくと、指先や足先の毛細血管の血液が入れ替わらなくなり、実質、「死んだ血管」になってしまうおそれが。

そして、一度死んだ血管は元には戻りません。

こうした問題をそのままにしておくと、血液が行き届かない細胞に毒がたまり、あるとき一気に怖い病気が押し寄せてくるおそれがあります。

手足の冷えは体からの深刻なSOS

たったそれだけのことで病気になるなんて、大げさだな、と思われたでしょうか。

ではそもそも、血流とは何なのでしょう。

日本人の五大死因は、「がん、心臓病、老衰、脳卒中、肺炎」(厚生労働省/令和3年人口動態統計月報年計より)。これを見ると、病気を予防したり、特定の臓器だけをケアしておけばいいと思われるかもしれません。

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