医師提案「血管の老化度」を10秒で測れる計算式 脳の血流を上げる「ブレインフード」活用術

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コーヒーやシナモンにふくまれるポリフェノールには、強い抗酸化力や血管拡張作用があり、2つを合わせることでさらに効果が期待できます(写真:Yulia.Panova/PIXTA)
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いつも疲れている、肩こりがひどい、冷えやむくみがとれない……。そんな、なんとなく不調に悩まされている人は、血管が老化しているのかも? 血管が若返れば、全身が健康になり、脳の血流アップで認知機能も向上します。そのために必要なのは、毎日の「食べ方」。医師の鎌田實先生の著作『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より、血管を強くする食事術を一部抜粋、再編集してお届けいたします。

血管の老化度をチェックしよう

アメリカの医学博士ウィリアム・オスラーが「人は血管とともに老いる」という言葉を残していますが、まさにそのとおり。

若々しい血管は老化を遠ざけ、元気に生きるための秘訣です。

脳の血流が改善すれば、認知機能の低下も食い止めることにつながります。

そこで、血管の老化度が簡単に計れる数式を紹介しましょう。

(最高血圧−最低血圧)÷3+最低血圧

この数式に自分の血圧を当てはめて、100を超えたら血管の老いの兆候。
動脈硬化が始まっている可能性あり。

ただし中高年以上の方は、最高血圧と最低血圧が150−90の間であれば、薬は使わずに生活習慣の改善を目指すことをおすすめします。

その中心にあるのは、やはり「食事」です。

まず工夫すべきなのが減塩。

塩分のとりすぎは血圧を高め、血管の老化に拍車をかけます。

また、抗酸化作用や抗炎症作用が期待できるしょうがやスパイス類を活用するのも手です。

次ページまだ間に合う! 鎌田式「動脈硬化」チェックの方法とは
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