あなたの料理をもっと美味しくする超絶テク 「愛情」だけでは、満足させられない
「いつまで経っても料理がうまくならない」「どうすればプロのような味が出せるのだろう?」
そう考えている人は少なくないだろう。ただ、たとえば料理レシピをネットで検索してみればわかるように、同じ名前の料理でもその作り方は山ほど種類がある。どうしたらいいのか、かえって悩むこともある。
料理で大事なポイントのひとつは、事前の準備と段取り。中でもちゃんとした「下ごしらえ」ができるかどうか。「この差」は大きい。そこで、TBSテレビ『この差って何ですか?』(6月7日<日>放送)取材班が、料理研究家の浜田陽子さんを取材して得た5つの下ごしらえテクニックを伝授しよう。これらは、やりさえすれば絶対に激ウマな料理がつくれること間違いない。「初級編」として超簡単なものを厳選してお届けしたい。
家庭料理がプロの味に近づく簡単テクニック
まずは何はなくともこれがなくては始まらない。ご飯だ。「ご飯の味なんて米の銘柄次第じゃないの?」というアナタ。それは誤解です。
【その①激ウマご飯の炊き方】
いつもの米を数段うまく炊きあげる方法がある。それは無調整の豆乳を使うことだ。通常通りに米を水でといだら、炊飯器にはいつもの水の量の4分の1~5分の1程度の豆乳を注ぐ。あとは通常どおりの目盛りまで水を入れる。ここで炊飯ボタンをスイッチオン!
米に豆乳。なんともショッキングな組み合わせだが、これがモチモチに仕上がり、甘さとコクも出る。お米に足りないアミノ酸を豆乳がカバーするのが理屈だ。
続いてご飯といえば、のみそ汁。これも一手間加えるだけで味は変わる。
【その②まろやかみそ汁を作る】
まず用意するのはすりこぎ。適量のみそをすりこぎでする。すりこぎがなければ、100円ショップなどでも売っている離乳食用の簡易すりこぎでも構わない。みそは生き物。市販のパックなどに詰められている状態は本来の旨みや風味が閉じ込められていて、とても窮屈な状態になっている。これをすりこぎですり、しっかりと起こしてやると、味噌の風味が最大限に引き出せる。