あなたは間違った「洗濯」をしていませんか 液体洗剤と粉末洗剤が両方存在する理由
突然ですが……あなたのご家庭ではどんなタイプの洗濯洗剤を使っていますか?
街行く人に聞くと、圧倒的に多いのは液体タイプの洗濯洗剤。従来の液体洗剤はもちろんのこと、すすぎが1回ですむコンパクトタイプや、分量をわざわざ計る必要がないジェルボールタイプなど、そのバリエーションは多彩になっている。
一方、存在感を低下させているのが粉末タイプの洗濯洗剤だ。ショッピングモールなどの景品で、ポケットティッシュの代わりに配られるぐらいでしか見かけなくなった感がある。とはいえ、スーパーやドラッグストアなどの売り場に行けば同じメーカーの同じブランドで、液体・粉末の両タイプがしっかり販売されていることが多い。液体洗剤と粉末洗剤、いったい何がどう違うのか。
汚れにの種類によって使う洗剤のタイプは違う!
TBSテレビ「この差って何ですか?」(6月7日<日>放送)取材班は、洗濯洗剤の「粉末タイプと液体タイプの差」を徹底調査。まずは、洗剤を研究して30年という、横浜国立大学の大矢勝教授に話を聞いた。
大矢教授は、「泥汚れを落とすのに適しているのが粉末洗剤。皮脂汚れの洗濯に強いのが液体洗剤」と解説する。たとえば、男の子が夢中になる野球やサッカーなどの泥に汚れやすいユニフォームは粉末洗剤、夫のワイシャツの襟首や袖口の皮脂汚れに対しては液体洗剤、といった具合に汚れの種類によって使い分けるのが、ベターだというのだ。