40代で東大合格つかんだ人気声優の驚く「記憶術」 書かずに覚える「重ね塗り」メソッドとは
ときには「何度繰り返しても覚えられない!」ということもありますが、そういうものは、自分には縁がなかったと割り切ってきっぱり捨ててしまうのもアリですし、もしくは、最終的に(極端にいえば試験当日に)頭に入っていればいいと考えて、直前だけなんとか頑張って覚えるのもアリです(後で紹介する「寸前記憶法」をお試しください!)。
できるだけ快適にできるだけ楽しく勉強するために、暗記はできるだけしないようにして、繰り返すことで結果的に記憶している状態に持っていきました。
繰り返す際も、「覚えよう。覚えねば」と欲を出してしまうと、覚えられなかったときにストレスになるので、「覚えなくていい。今日はただ繰り返すだけでOK」、「覚えなくていい。今日もただ繰り返すだけでOK」と自分を甘やかして、気楽に淡々と繰り返していました。
暗記しようとせずに「覚えられればラッキー」くらいに軽く考えて繰り返していると、そのうち「おっ、けっこう覚えてるじゃん自分」と気がつくこともよくありました。
とにかく何度でも「塗り」の補強を重ねて
新しい分野や科目の勉強も、薄く重ね塗りするやり方で始めるととっつきやすく思えました。
まずは、あまり時間をかけずに本全体をさっさと一周してみる。
2回目も、細かい点は気にせずさっと一周する。
そうやって何度か繰り返すのです。
初回からべったりと隅から隅まで塗ろうとすると全体を塗り終えるのに時間がかかります。1冊の本に1か月も2か月もかけていると、終わる頃には最初に読んだことを忘れてしまうかもしれません。
私なら絶対に忘れます。
とくに初回は、うっすーい塗りでかまわないので、スピード重視で終わらせます。塗り残しがあっても気にせずに繰り返すと、いずれはなんとなくでも全体的に塗ることができて、その頃には記憶にもよく定着しています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら