40代で東大合格つかんだ人気声優の驚く「記憶術」 書かずに覚える「重ね塗り」メソッドとは

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ただ、こうやって薄く重ね塗りしていっても理解も記憶も全体に均等にはならず、繰り返しても「塗りが薄い」ままの箇所が出てきました。

そういうときは、別途、その部分の塗りの補強をする時間をとったこともあります。

東大数学を目指して「確率」を強化した1週間

東大数学の過去問を見ると、ほぼほぼ毎年、確率の大問が出題されています。そこで、一度集中して確率を勉強しようと、ある1週間の勉強時間をすべて確率だけに使うことにしました。受験前年の夏頃のことです。

名づけて「確率強化週間」!

強そうな名前です。

この週を越えたら私の確率解答力は飛躍的にアップするに違いない。

私は確率のスペシャリストになる!

名前をつけただけでもう気分が高まりました。

そのまま書店に行って、確率だけを扱った問題集を新しく購入しました。まっさらの、しかも「確率」に特化した問題集に取り組む方が「強化週間」っぽいからです。

「確率強化週間」といっても山にこもって確率を解いていたわけではなく、普段どおりに仕事も生活もしながらなので、1週間はあっという間に終わり、問題集の半分まで進めるのがやっとでした。

それでも、ともかくも確率にどっぷり浸かった週にはなりました。

翌週から「確率のスペシャリスト」になれたかというと、まあなれませんでしたが、確率に対する理解も好感度も、少なくとも前の週までに比べるとワンランクずつアップしたような気がしました。

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