なぜ「宮崎弁丸出し」のGILLEは魅力的なのか AKB48英語カバーのあの歌手が世界一へ挑戦

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もし、あなたが田舎育ちだとして、自分の気持ちを相手に伝えたいと思ったとき、「育った場所で話されている方言」で伝えるのと、標準語で伝えるのとでは、どちらがより多く自分の気持ちを伝えられるだろうか?

例えば、故やしきたかじん氏の名曲「やっぱ好きやねん」は、標準語では「だけどあなたが好き」になる。どちらが「あふれる感情」を表現できているだろうか。

GILLEの素晴らしさはそこにある。歌と言葉、つまりダイヤモンドボイスと宮崎弁の両方で、あふれる自分の感情を伝えられるのだ。自分の感情を、全身全霊で伝える彼女の姿は常に迫力がある。

GILLEのように、感情を方言で伝えられたら

彼女が「感情を伝えること」をいかに大切にしているかを示すエピソードを紹介しよう。前出のように、GILLEは海外で定住して生活した経験がない。にもかかわらず、英語のうまさが「ハンパない」のだ。ファンがよく知っている通り、楽曲の多くも英語でカバーしている。現在は宮崎のCATVで英語のミニ番組も持っている。

番組の内容を一言でいえば、英語の歌詞を、日本語を交えながら説明し、発音を練習するといったものだが、特筆されるのは「その英語が、どんな気持ちの時に使われるかを、詳しく説明している」点だ。

宮崎県人が主な視聴者なので当然と言えば当然だが、説明は宮崎弁で行われている。視聴者はあまり気づいてないかもしれないが、単に日本語を英語に翻訳するのではなく、「気持ち」を、そのまま英語表現と結びつけることを、目指しているのだ。

自分の感情を、あふれんばかりに表現しようと努力することは、とても大切である。それは、相手の心に深く届き、時として相手を動かすほどの力を秘めている。臆することなく出身地の方言で言葉を話せる人は、自信と個性にあふれている人である。

人は言葉ではなく、その背後にある個性の力強さがどの程度あるかが勝負だ。もし、あなたが田舎の出身なら、角がまったく取れてしまった味気のない標準語で話すよりも、GILLEのように、情緒豊かな方言で話すことを強く勧めたい。

ヒロ武藤 ライター、起業家

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ヒロ 武藤 / Hiro Mutoh

ライター、起業家。合同会社クリエーターズボード代表。銀行員からIT、建設現場まで多岐にわたる職種を経験。SNSなど最新のメディアテクノロジーと広報、マーケティングの融合を目指す。

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