仕事依頼に「なぜやるのか?」とすぐ聞く人は損だ 「意味わからない」といつも言う人に足りない能力
「ひょっとして、新しい事業を起ち上げようとしているのではないか?」
このように「アタリ」をつければ、新しく見えてくるものがあるはずだ。
「若い課長と意見交換したり、SNSをはじめたことに関係があるのでは?」
「やはり、まだ出世を諦めていないのでは?」
相手の立場になって、依頼された仕事の目的を推し量ることができたら確認してみよう。
「先日の会議で話題にあがった新商品が売れるかどうか。そのための業界分析ですよね」
「まあ、そうだな。それもある」
相手が認めたら、さらに突っ込んだ質問をしてもいいかもしれない。
「部長が出世するためには、年間5億以上の売り上げを作りたいですね」
「おいおい。誰もそんなこと言ってないだろ」
まんざらでもなさそうな表情をしたら図星だ。
日ごろから抽象化スキルを鍛えよう!
抽象化スキルを身につけることで、複雑なことをシンプルに考えられるようになる。
「どうして私がやらなければいけないのか?」
という感情を持たずに、
「おそらく、こういう裏があるに違いない」
とシンプルに理解できるようになる。
どんなシチュエーションにおいても、この抽象化スキルは活かせる。ある事象そのものを見るのではなく、抽象化して上位概念に思いを馳せるだけだ。例えば、
・フォンダンショコラ
・豚骨ラーメン
・フォアグラ
が好き、と誰かが言えば、
「こってりした食べ物が好きなんですね」
と好みを当ててみよう。いったん抽象化することで、転用/応用ができる。
「今度、味噌カツでも食べにいきましょうか?」
と具体的な提案もできるだろう。だから上司やお客様から指示、依頼をされたときは、
「意味がわからない」
と不平を口にするのではなく、抽象化スキル向上のチャンスだと受け止めてほしい。その都度、共通パターンを探り、目的や意味、本質を考えるクセをつけるのだ。
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