キシリトールガムは歯にいいと思う人が陥る誤解 思わぬ落とし穴で虫歯になっている可能性も

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キシリトールは虫歯対策にはよい甘味料ですが、それに頼りすぎず、食習慣の管理が大切です。

例えば甘いものを食べてもキシリトール入りガムを噛めば虫歯にならないわけではありません。

キシリトールに頼らない虫歯対策を

ジュースのような一瞬で口の中を通り過ぎるものであれば、キシリトール入りガムを5分ほど噛めば、口の中は虫歯になりにくい状態に回復します。

しかし飴のように糖質が高く、長時間にわたり口の中に滞在するものを食べた後は、キシリトール入りガムを20分以上噛んでも状態は回復しません。食べたら歯を磨く習慣も忘れずに。

宮本 日出 日本顎関節学会代議員・専門医・指導医

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みやもと ひずる / Hizuru Miyamoto

1965年、石川県金沢市生まれ。愛知学院大学歯学部卒業後、石川県立中央病院歯科口腔外科に勤務。1994年、豪アデレード大学歯学部で研修し、1996年から同大学歯学部口腔顎顔面外科招待研究員に。2000年から明海大学歯学部の教員に就任。2007年、幸町歯科口腔外科医院を開業。国内外に160篇以上の論文を発表している。著書に「お口からの感染予防」(ギャラクシーブックス)、「レモン水うがいダイエット」(あさ出版)

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