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10年間放置「空き家になった実家」が片付いた経緯 両親の思い出残る「実家の片付け」で大切な視点

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  • 和田 貴充 空き家活用株式会社代表取締役CEO
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『今すぐ、実家を売りなさい 空き家2000万問題の衝撃』(光文社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「さらに残ったものは、どうします?」と僕がお尋ねすると、Cさんはふっとため息をついて、「もういいや、すべて捨てましょう……」とおっしゃいました。気持ちの整理がつき、ようやくそこから手放し始めたのです。

実はほんとうに欲しい物は、すでに最初に持ち出しているものです。整理術で知られる「こんまり」こと近藤麻理恵さんが「ときめく片付け」を提唱されていますが、遺品整理も同じで、家族は「ときめくもの」を、まず最初に手元に置いているのです。

それは家族のアルバム1冊だったり、思い出の深い品1つだったり。でも、その後10年もの間一度も触っていないものは、もう二度と使いませんよね……。そのことに気がつくと、所有者さんは家を手放すのです。

僕たちはそれをよく知っていますから、最初は一緒に手を付けながら、所有者さんの背中を押してあげるのです。そして、所有者さんが納得できれば、あとは心を決めて事業者に依頼し、実家を市場に出すことができるのです。

ポイント 事業者を目利きし、選べる状態で背中を押す

片付けだけに限らず、実家や空き家の処理に関わるあらゆる場面で、現場でプロの事業者はきちんと気持ちを汲んで、あなたを後押ししてくれます。そしてこういった事業者に出会い、依頼するための「背中を押す役割」も必要なのです。

そしてみなさんが事業者を選ぶ際に、そもそも信頼できる事業者から選べること。複数の選択肢を提示し、自ら選んで意思決定できること。こういった選択の場づくりを僕は大切にしています。

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