10年間放置「空き家になった実家」が片付いた経緯 両親の思い出残る「実家の片付け」で大切な視点
両親が亡くなり空き家のままの実家
片付けの場面での一例をご説明しましょう。自分で判断できる方は、プロの業者にお願いすれば完了です。しかし多くの方には、片付けて廃棄する事業者に頼むことにすら、背中を押してもらうことが必要なのです。そこで僕たちのように、所有者さんに寄り添って伴走する立場の人が、「もう片付けましょう」「こういった観点で片付けてみては?」と整理をし、プロの事業者に橋渡しする必要があるのです。
ご両親が亡くなって葬儀も無事終え、相続関係の大仕事も終えてホッと一息。気がつけば実家が空き家のまま残されています。実家からは離れたところで生活する子どもにとっては、「ときどきは風を入れなきゃ」とは思いながらも、実家に行っても迎えてくれる親もいないし、通うのは遠いし……。
「なんとかしないとな」と気になりつつ、月日はあっという間に流れてしまいます。そんな「空き家をどうしたらいいかわからない。なんとかして~」という相談を受けると、僕たちはすぐさまその空き家に向かいます。ここも、僕たち空き家活用株式会社の出番です!
こんな事例がありました。少し思い出しながらお話しさせてください。
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