たったひとりで漫才を立て直す物語
優勝して一夜明ければ、人生が変わる。出演オファーの電話は鳴りやまず、一気に人気者に、収入は10倍にも100倍にもなる。
今では誰もが知っている、漫才コンテスト「M-1グランプリ」。漫才ファンでなくとも「M-1」を毎年楽しみにしている人は多いことだろう。
このM-1誕生の舞台裏を吉本興業のM-1創設者が書くという物凄い本が出た。
今では信じられないかもしれないが、M-1以前の漫才はもう「終わった」ものとして、低迷していたのだ。
著者は未来のない漫才プロジェクトを立て直すという任務を、本書に何度も登場する吉本興業の木村常務から任せられる。このプロジェクトは誰がやるのか、著者は常務に「お前ひとりや」と言い放たれた。



















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