鬼越トマホークが「会社の忘年会で大人気」のワケ 実は社内イベント等企業案件で引き合いが多い

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――吉本興業は芸人さんの海外進出に今年とくに力を入れています。とにかく明るい安村さん、ウエスPさんなどノンバーバル(非言語)系の芸人さんがオーディション番組をはじめ、海外でいま積極的に活動していますが、その次の段階では、話芸で世界に出る芸人さんとして鬼越トマホークさんの名前が上がっています。

金ちゃん:ケンカ芸を英語でやったら世界に出られる可能性があるかもしれないと考えていて、会社に相談しています。まだリサーチ段階で、あまり進んでいませんが、いつか挑戦したいです。

鬼越トマホーク
鬼越トマホーク(撮影:梅谷秀司)

坂井:安村さんやウエスPさんが道を示してくれていますが、お笑い界にとって革命的なこと。国内ではみんなが賞レースを目指しているなかで、まったく違う場所を夢見ることができる時代だと思います。

海外でもチャンスがある

金ちゃん:ただ、言葉の壁がどうしてもあります。ニュアンスも含めて、その瞬間に伝わらないとおもしろくない芸だから。でも、僕らは話芸のなかでも、見た目でも伝わるのが大きい。チャンスはあると思っています。

坂井:吉本興業には英語を話せて世界に通じるグローバルな社員がいて、海外拠点もあります。そういうインフラを活用させてもらって、少しずつ海外のイベントとかに出て、現地の有名な方とケンカ芸をやらせていただきながら、感覚をつかんでいきたいです。いつかトム・クルーズに「うるせえなあ!」ってやります。

武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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