"停止は恐怖"声優・津田健次郎が語るプロの流儀 人気作で脚光、活躍の場広げるも慢心はしない
津田さん:結果を出す人ですね。プロセスもむちゃくちゃ大事なんですけど、結果出してなんぼみたいなところが、仕事にはあると思う。
僕の仕事でいう『結果』は、いい芝居をすること。何がいい芝居かなんていうのは、人によって千差万別です。正解がないからこそ、立ち止まらないことが大事なんだと思います。
これくらいでいいか、と思った瞬間に、仕事で大切にしていたことが失われてしまう。妥協なく『いい芝居』を追求し続けること、掘り下げ続けること、そして行動し続けること。それを常に自分に課していたいと思っています。
僕の仕事でいう『結果』は、いい芝居をすること。何がいい芝居かなんていうのは、人によって千差万別です。正解がないからこそ、立ち止まらないことが大事なんだと思います。
これくらいでいいか、と思った瞬間に、仕事で大切にしていたことが失われてしまう。妥協なく『いい芝居』を追求し続けること、掘り下げ続けること、そして行動し続けること。それを常に自分に課していたいと思っています。
この映画に関しても、津田さんはプロフェッショナリズムを感じたという。それは、エンドロールを見た瞬間。クレジットには、ジョエル・ロブション、高島屋、伊勢丹といった業界の最高峰が取材協力として名を連ねる。「いい作品」を作るために“本物”を追求する、そんなスタッフの姿勢に感銘を受けた。
甘えたくなるときほど自分に厳しくありたい
津田さん:お芝居にも、本物と偽物はある気がしていて。できれば僕も“本物”を生み出していきたい。そのためには挑戦し続けることが必要なんだと思います。挑戦のないところに本物は生まれないから。
僕にとって停止は恐怖なんです。停止した瞬間に、この職業をやっている意味さえ見失ってしまう気がする。
僕にとって停止は恐怖なんです。停止した瞬間に、この職業をやっている意味さえ見失ってしまう気がする。

(写真:洞澤 佐智子(CROSSOVER))
そのストイックさに、思わずドキリとした人もいるのではないだろうか。
どこかで使った勝ちパターンを再利用したり、どんな事案も得意なやり方で片づけたりすることを「要領が良くなった」「成長した」と捉える向きがあるのも事実。でも、津田さんは違う。
津田さん:僕も自分の培ってきた経験や技術に甘えて、楽をしてしまいたくなる瞬間はあります。でもそのたびにどんどん自分が汚れていくのを感じて、揺り戻しが来てヘコむんですよね。だから、甘えたくなるときほど自分に厳しくありたいとは思います。
そう言い切ってから、少し照れくさくなったのか「まあ、やっちゃうときはやっちゃいますけどね」と謙遜する。その目尻のシワが美しくて、妥協なく突きつめてきた人生が刻み込まれているように見えた。
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