"停止は恐怖"声優・津田健次郎が語るプロの流儀 人気作で脚光、活躍の場広げるも慢心はしない

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(写真:洞澤 佐智子(CROSSOVER))

麻痺しないために、常に課題を持ち続ける

多くの人は、なかなか津田さんみたいにストイックには生きられないかもしれない。でも、少しでも近づきたいと思うことが、今の自分を変えていくに違いない。

そう思う私たちの背中を優しく押すように、津田さんはこう言った。

津田さん日常って油断すると全部同じ日になっちゃうんですよね。でも本来は、昨日と今日は違う日であり、明日もまた違う日である。だから、日々の仕事に慣れて麻痺しないことが大切なんだと思います。

今日と同じ日は二度とないということをどれだけ切実に捉えられるかで、目の前の仕事に向き合うモチベーションは変わってくるんじゃないでしょうか。
(写真:洞澤 佐智子(CROSSOVER))

そう言いながら、津田さんはこう具体例を出す。

津田さん僕の場合、新しい現場に入るときは常に何か課題を持ち込むようにしています。

この作品だったら、こういうことが今回僕がクリアすべきポイントだなというのを明確にする。そういう課題意識を持つだけで、ルーティンワークにならずに済むというか、どんな仕事でも全く同じにはならなくなるんじゃないかな。
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