防衛力以上に重要な日本の緊急課題「エネルギーと食料の自給率」を上げていくためにすべきこと

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野菜 たくさん 列挙
日本の本当の優先課題とはなんでしょうか(写真:Ayleeds/PIXTA)
大手商社の調査部門で国際情勢に精通し、70カ国以上もの国々を実際に訪れてきた国際情勢アナリスト・武居秀典氏が、このほど『海外経験ゼロの私に、世界と経済をイチから教えてください!』を上梓した。
私たちが日々見聞きする情報は断片的で、この世界のことをわかっているようで、実はわかっていない。
特に若い人たちにこそ「世界を動かす見えないルール」の重要性を知ってほしいという武居氏に、20代のビジネスパーソンが率直な疑問をぶつけた。そのやりとりを、4回に分けて掲載しよう。
最終回となる4回目のテーマは、「日本の緊急課題であるエネルギーと食料の自給率」についてだ。

日本では「本当に必要なこと」が議論されていない

――高市政権の経済政策についてはどう見ていますか。

海外経験ゼロの私に、世界と経済をイチから教えてください!
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期待値は高いようですが、残念ながら、高市政権の政策も、結局は自民党政権という従来の枠内にとどまっていて、目新しさはありません。

例えば、肝入りの「重点投資対象」として17分野を挙げていますが、これはどう考えても多すぎます。

折しも2025年6月に就任した韓国・李在明大統領の施政方針演説を読むと、成長戦略は「AI」に集中していました。

予算や人的資源も限られるなか、注力する対象はこれくらい絞り込まないと成果も見込みづらい。

これまで同様、「あれも、これも」と17もの分野を並べ立てている時点で、期待がしぼんでしまいます。

このように大風呂敷を広げるのも自民党政権が過去にずっとやってきたことで、では、それで経済が上向いたかというと、まったく上向いていません。

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