初めて日本を訪れたのは1980年代初頭、英国議会の若手のメンバーだった頃だ。後に日本の国連大使となる未来志向の外交官、佐藤行雄が少し前にロンドンにある日本国大使館に配属されていた。日英の政治対話が高齢世代に偏っていることに気づいた佐藤は、英国の若い政治家との関係を育もうとしていた。
そうした目的で佐藤は、私を含む英国の新人国会議員の何人かを日本に招待し、日本の国会議員と交流する場を用意したのだった。
この視察は、長年にわたる私の日本に対する強い関心に火をつけた。その後、私は英国会議員、閣僚、中国返還前の最後の香港総督、欧州委員会外交専門部会の委員といったさまざまな立場で、日本を何十回と訪れることになる。
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