1日の長さにムラ?今さら聞けない「うるう秒」の謎 来年はうるう年だが、「4年に1度」とは限らない

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ビジネスパーソンに必須であるグローバルな視点と幅広い教養。最新の科学トピックスから、1日の長さ と地球の自転速度のムラ、うるう秒などについて紹介します(写真:ZARost/PIXTA)
先行き不透明なVUCA時代、ビジネスを取り巻く環境の目まぐるしい変化に対応するには、グローバルな視点と幅広い教養が必須です。そんななか、「ビジネスパーソンこそ、最新の科学トピックスに親しんでいただきたい」と、作家で科学ジャーナリストの茜灯里さんは語ります。
地球環境、生命科学、宇宙、テクノロジーなど多岐にわたる科学技術分野のニュースを国内外の原著論文や背景と共に紹介するコラム連載をまとめた書籍『ビジネス教養としての最新科学トピックス』から抜粋、人気のテーマをいくつか紹介します。

地球の中心は浮かんでいる

地球内部は、ゆで卵のような構造をしています。

私たちは卵の殻にあたる「地殻(プレート)」の上で生活しています。半径約6400kmの地球で、地殻はわずか5〜70kmです。薄い地殻の下にあるのが、白身にあたる「マントル」で、地下2900kmまでを高温で柔らかい岩石が占めています。

マントルに包まれているのが黄身にあたる半径約3500kmの「核」で、液体の外核と固体の内核に分かれます。地球の最奥部の内核は月の大きさの75%の直径を持ちます。熱い液体に浮かぶ鉄球のような構造をしているので、地球の自転とは異なるスピードや方向で回転することも可能です。

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