朝起きてからの習慣、電車の乗る時間や、乗る位置、通勤で通る道順、ランチの時間、寝る前の習慣、など日常生活において意識する、または無意識のうちにルーティン化していることは非常に多いと思います。
人間は「習慣の生き物」ですから、慣れていることを変えたくはない、現状を維持したい、という気持ちがいろいろな場面で湧き上がってくるのです。
もちろんそれ自体は決して悪いことではなく、そのヒトの性格や生き方によるものですから、周りに過度に迷惑をかけていない限りにおいては、別に非難されるべきことではありません。
これは仕事、人間関係、趣味、など日常のあらゆる場面での生活に言えることです。
そしてそのような「習慣」に対して、心地よさを感じているヒトにとって、日常を変える、というのはストレスに感じることなのでしょう。
そして、そのようなヒトにかぎって、あるときふと「人生これでよいのだろうか?」と悩むものです。
「習慣化」をあえて避けるヒトの場合
それとは反対に、習慣化やルーティン化をあえて避けるタイプのヒトもいます。
その理由はさまざまでしょうが、柔軟な思考力を維持したい、つねに新しい発見を通じて学びたい、気分転換をしたい、などがあげられます。
そういったタイプのヒトにとっては、新しいことへの挑戦は日常ですから、そもそも新しいことをやっている、ということすら感じていません。
なぜならば昨日や一昨日と異なることをするのが日常であり、当たり前だと思っているからです。
つまり新しいことをするのに慣れているのです。
そういったケースでは新しいことへの挑戦や、新たな行動は「普通のこと」ですから、その行為にも慣れていますし、仮に失敗したとしても、たいして落ち込むこともなく次の工夫や挑戦に向かっています。
その一方で、習慣を変えたくないタイプのヒトは、いざ新しいことをしようとしたときに、慣れていないがゆえに、「まったくやったことのないこと」を狙おうとするように思えます。
現状の反対が新しいことである、という考え方ですね。
そういった場合は、新しいことをするハードル(これは心理的なハードルも含めてですが)が非常に高く、及び腰になる傾向があります。そして何よりも、新しいことをするのに慣れていないために、失敗する可能性も高いのです。
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