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40代後半の会社員です。最近、いろいろなことに対する自分の柔軟性が失われているような状況に直面したので、今回相談をさせていただきます。
私はそれなりの大企業に新卒で入社し、勤務して20年以上が経過しました。最近、ベンチャー企業のような会社に勤めている同年代の知人に会う機会があり、考え方の柔軟性や新しいトレンドを受け入れる姿勢にえらく感動しました。
その知人は外見も自分の同期よりもだいぶん若く見え、中年臭さがなくスマートな感じであることに衝撃を受けました。勤務先で若い人たちと触れ合う機会が多いのかもしれないと勝手に想像しましたが、一方の自分は同じ職場で同じような価値観と昔ながらの昭和的な考えや仕事のやり方が当たり前になっています。
会議方法や稟議、根回し、紙の資料作りだけでなく、社歌や飲み会に至るまで代々受け継がれている会社です。リモートワークなんて「何だそれ?」といった感じで、過去のものになっているようです。
やはりそうした環境が個人としての自分の考えや魅力に影響しているのでしょうか。また、それを変えようとしたら何から始めるのがよいのでしょうか。
会社員 Mさん
時代と共にアップデートしていかないといけない
年齢に関係なく、物事に対する旺盛な好奇心を持つことや柔軟性を持つことは非常に大切です。
なぜならば世の中の変化のスピードが速く、自分を取り巻く環境や当たり前だと思っていた常識がどんどん変わっていくからです。変化や不透明感に支配された世の中とも言えます。
そういった変化の速い時代や不透明な世の中において大切なことは、変化や不透明感に対していかに柔軟性を持って対応するか、です。
そして変化に対する柔軟性とは環境変化に対する対応力であり、また個人としての進化であり成長です。どんな分野や仕事であれ、かつての常識や前提、知識などが未来永劫続く、ということはありません。したがって、誰にとっても変わる勇気や変わる力といったものは大切なのです。時代と共に価値観も行動も思考もアップデートしていかないといけない、ということです。
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