転職せず「価値観をアップデート」する簡単な方法 世の中の変化に「取り残されている」と感じたら

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そういったアクティブさや開放的なスタンスや行動そのものが自分自身の世の中の変化やトレンドを見る目を鍛えることにもなりますし、何よりも職場などの一つの常識を客観的に見る目を養うことにもなります。

日々自分がいる環境と全く異なる世界を持つこと自体がそういった柔軟性を養うことにつながるのです。そのようにして、価値観や年齢などの異なるヒト達と交流することが、自分自身の人間としての成熟や成長につながるのです。

凝り固まった日常をちょっと崩してみる

もちろんそのような大きな変化以外にも、自分自身で意識して日常の行動をちょっと変える、ということもそのような柔軟性の構築にはつながります。

人間はなんだかんだいって習慣の生き物であり、そういった習慣が自分自身の価値観や常識を固めていくのですから、その習慣そのものにちょっとした変化を意識的に加えることで、自分自身の価値観や常識も変わることが出来るというものです。

通勤経路を変えてみる、購読する新聞やネット上の情報ソースを変えてみる、髪を切る場所や服を買う場所を変えてみる、などなど。

要は意識して自分の日常に変化を起こし、その過程で新しいものやヒトとの出会いにつなげる、ということです。

通勤経路を変えてみるだけで、近所や街の変化、新しいトレンドスポットなどに気がつくかもしれませんし、ネットなどでの情報収集や情報とのふれあいを変えるだけで新しい何かの発見につながるかもしれませんし、スタイリストやショップ店員さんとの会話やもらうアドバイスで違う自分に気がつくこともあるでしょう。

小さいことかもしれませんが、大切なことは凝り固まった日常をちょっと崩してみる、ということですから、そういった小さな変化をまずは続けてみることです。

そうやって、変わる自分や行動に慣れる、というステップがまずは大切でしょう。むしろ、変わるということを前提にいきなり大きな変化、例えば転職や引っ越しなどを行うよりも、日常で出来る範囲でまずはリハビリ的に「変わることに慣れる」ということを行うべきです。

世の中が常に変化する中で、自分自身の価値観や行動が変わっていない、ということに気がつくことがまずは大切です。そしてそういった気づきを変化や成長につなげるべく行動を起こす、という流れです。

Mさんがそのようにして、まずは日常で小さな変化を起こしてみる、そしてその先に新たなコミュニティなりに参加してみる、ということを通じて世の中の変化に気がつきそしてその変化とともにご自身をアップデートするであろうことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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