けんすう:同時に学んだのが、前回も話題になった、数を打つことの重要性です。
たとえばひろゆきさんだって、実はいろいろなサービスをつくっているけど、すべてが当たったわけではないそうです。
つまり、外れたものは誰も知らないわけで、100個つくって1個大当たりすれば「あの人は天才」って思われるわけですよ。失敗はバレないっていうことです。
だからこそ、失敗を恐れずチャレンジすることって大事なんですよね。
「数字のマジック」に踊らされる
つんく♂:失敗はバレないっていうのはたしかにそのとおりだし、しかも、話題性と数字(売り上げ)って、必ずしも連動していないものですよね。
けんすう:頑張って宣伝すると話題になるから、うまくいっているような印象がありますよね。みんな売上高や売上実数になんてさほど興味はないし。
あと、本なら何万部とか、業界によってどれだけ売れたらすごいのかも、素人にはよくわからないですよね。
つんく♂:いまはYouTubeとかも100万回再生とかが1つの基準でしょう。
CDが100万枚売れるのと、YouTubeが100万回再生されるのって、価値は全然違うんだけど……。
けんすう:たしかに。いまはX(旧Twitter)でインプレションが出るでしょう。あれが意外と簡単に100万とかいってしまうんですよね。それもまたYouTubeの100万回再生とも違うんだけど、数字だけで同じようにみなされることはありますね。