「スキルだけで食えない時代」"磨くべき能力"は? 【つんく♂✕けんすう対談】4回目(全5回)

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けんすう:同時に学んだのが、前回も話題になった、数を打つことの重要性です。

たとえばひろゆきさんだって、実はいろいろなサービスをつくっているけど、すべてが当たったわけではないそうです。

つまり、外れたものは誰も知らないわけで、100個つくって1個大当たりすれば「あの人は天才」って思われるわけですよ。失敗はバレないっていうことです。

だからこそ、失敗を恐れずチャレンジすることって大事なんですよね。

「数字のマジック」に踊らされる

つんく♂:失敗はバレないっていうのはたしかにそのとおりだし、しかも、話題性と数字(売り上げ)って、必ずしも連動していないものですよね。

けんすう(古川健介)
10代の頃からインターネットの面白さを体感し、「ミルクカフェ」「したらば」「nanapi」など、次々に新たなインターネットサービスを生み出す。現在はNFTの提供やクリエイター向けサービスを運営。投資家としても活動している(撮影:梅谷秀司)

 

けんすう:頑張って宣伝すると話題になるから、うまくいっているような印象がありますよね。みんな売上高や売上実数になんてさほど興味はないし。

あと、本なら何万部とか、業界によってどれだけ売れたらすごいのかも、素人にはよくわからないですよね。

つんく♂:いまはYouTubeとかも100万回再生とかが1つの基準でしょう。

CDが100万枚売れるのと、YouTubeが100万回再生されるのって、価値は全然違うんだけど……。

けんすう:たしかに。いまはX(旧Twitter)でインプレションが出るでしょう。あれが意外と簡単に100万とかいってしまうんですよね。それもまたYouTubeの100万回再生とも違うんだけど、数字だけで同じようにみなされることはありますね。

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