「消しゴムの使い方」で成績伸びるかわかる根拠 なぜそう判断できるのか?その奥深い理由

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間違えたところを消しゴムで消すと、ミスの原因がわからなくなってしまうということでした。原因がわからないままだと、また同じミスを繰り返す恐れがあります。私の先輩講師が言っていたのはこれだったのです。

よくよく観察してみると、計算用紙や演習ノートなどで消しゴムを使っている子は、確かに伸び悩んでいるケースがほとんどでした。ミスした箇所を消してしまうと、見た目上はミスが「なかったこと」になります。

ノートとしては見栄えはするかもしれませんが、自分が何のせいでどう間違えたのか、後から見てもわからなくなってしまいます。そのため、ミスが自分の記憶に残りにくく、また同じことを繰り返してしまうのです。

私も受験勉強を始めた頃は、間違いを消して書き直したのに、さっきと同じ間違いをまた書いてしまうなんてことが何度もありました。似たような経験がある人もいるのではないでしょうか?

間違ったら消すのが当たり前という思い込み

間違ったら消すのが当たり前、という思い込みがあるので、たいていの子は消しゴムを無意識に使います。ただ、気をつけたいのは変なプライドが邪魔して消しゴムを使うパターンです。

自分がミスしたことを認めたくないとか、間違えることが恥ずかしいという気持ちから消してしまうケースですね。このタイプの子はきちんとミスと向き合うことを嫌がって、「なかったこと」にしようとします。

「ちょっとくらいのミスならどうってことない」とか「次気をつければいいだろう」という甘い考えなので、結局また同じことを繰り返してしまいます。

『ドラゴン桜』の別のシーンでも、矢島くんがミスに対する意識を咎められていました。

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