数に強い人は楽勝「東大入試」の数字トリック問題 勉強以前の「数字の定義」に立ち返る習慣を問う
勉強以前の「数字に対する意識」が問われる
2011年、東大ではこんな問題が出題されました。
「2007年時点で、鉛の全消費量は、鉱石から生産された量の2.2倍になっている。このような現象がなぜ生じているのかを答えなさい」
この問題は、簡単に感じる人にはとても簡単な問題であり、逆に難しく考えてしまう人はどんどんドツボにハマってしまう問題です。
鉛は、僕たちの生活に欠かせない金属です。蓄電池に使われている金属であり、身近なところで言えばスマホやPCの電池、その他電化製品のほとんどに使われています。
そんな鉛ですが、この問題で語られているとおり「全消費量は、鉱石から生産された量の2.2倍」だそうです。一見すると全然意味がわからないですね。多くの人が、「なんで生産された量の2倍以上も消費されているんだ」と考えると思います。
この問題は、数字のトリックを使った問題です。勉強以前に、普段から数字に対して意識を持っている人であれば簡単に解けるわけですが、そうでない人はいつまでも解くことができない問題でしょう。このような統計数字の裏側を問う問題を、東大はよく出題します。
今回はこの問題を通して、「数字に強くなるためのコツ」をお伝えしたいと思います。
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