ちなみに私が、この「捉え方を瞬時に変える方法」として使用していたものを紹介しておきます。
私にも、働いている中で「つらい経験」はたくさん存在しました。
わかりやすい例で言うと、お笑い芸人から転職した会社の上司は、「鬼軍曹」という「絶対パワハラします」というあだ名で、周囲から呼ばれている人でした。
パワハラ上司も滑稽に見えて笑える
その上司には、かなりの頻度で怒られていたため、笑えるトークにするのにもメンタル的にキツく……どうしたものかと悩んでいました。
心理学的に捉え方を変える理論として、ABC理論というものがありますが、「理屈はわかるが実際にやるのは難しい……」と悩んだ日々でした。
そんな状況の私が、編み出したのが「コントの設定」として受け入れることです。
上司に呼び出されると、部屋の前で「コント:パワハラ上司」とコントの設定を口にして、打ち合わせに挑むようにしました。
すると、今までの厳しい上司が、このご時世に積極的にパワハラをするコントのキャラクターのように客観的に見えるようになりました。
例えば、「この上司、イラついた顔うまいな」や「そこで怒鳴ることで引きつけるんだ」や「あれ怒りすぎて次の言いたいこと忘れた?」など、面白く見え始めました。
「仕事での大きな失敗」や「嫌な上司の言葉」に直面したら捉え直しきれない気持ちも痛いほどわかります。
ただ、一度で結構です。心の中で、大きな声で「コント:〇〇」と発してみてください。
きっと、喜劇の世界に自ら入り込んでいけるはずです。
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