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サッカーの神様に試されたJリーグチェアマン 元リクルートのサッカー素人がJリーグを経営

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  • 村井 満 日本バドミントン協会会長/Jリーグ第5代チェアマン
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その歴史の中で20年を過ぎたタイミングとなる2014年の1月に5代目となる新チェアマンが誕生する。その男はスポーツ界ではもちろんのこと、サッカー界でもまったくその存在が知られていない異例中の異例の登用と言っていい。プロとしての選手経験なし、監督・コーチの経験なし、Jリーグや日本サッカー協会で常勤として働いた経験なし、極めつきは、就任前の3年間は香港を中心にアジアを転々としており、Jリーグの試合もまともに観ていない。

そんな素人チェアマンが誕生した。

サッカーの神様はそんな彼を値踏みでもするかのように、就任直後からさまざまな難問を投げかけてくる。新チェアマンとしてのはじめてのリーグ戦が開幕してまだ1週間というタイミングで事件は起こる。

プロスポーツで国内初の「無観客試合」

2014年3月8日、埼玉スタジアム2002で行われたJ1リーグ第2節、浦和レッズ対サガン鳥栖の試合会場において一部サポーターがゴール裏入場ゲート付近にコンコース側に向けて「Japanese Only」という垂れ幕を掲出したのだ。「外国人お断り、日本人限定」とも解されるそのメッセージは、人種差別、民族差別的な内容として、瞬く間にネットで拡散されることになる。

スタジアムにいた他のサポーターからも差別的なメッセージであると指摘されていたにもかかわらず、クラブが垂れ幕を撤去したのは試合終了後であった。

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【大きな反響に戸惑う】

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