東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「中2で学校を辞めた男性」が編集長になるまで 「不登校の子」が集まるフリースクールという場

7分で読める
2/4 PAGES

代麻理子(以下、代):不登校の若者たちは、一人ひとり苦しんでいる理由は違うと思います。そこに何か傾向はありますか?

石井:不登校の人が学校に行かなくなる入口はさまざまですが、最も多いのはいじめです。統計でも、2人に1人はいじめが原因だとされています。あるいは先生と合わない、勉強がわからなくなっている、特性上、集団生活が苦手、親からの期待がつらいという子もいます。

なお、誤解されがちなのですが、単一の理由で行かなくなるという人はまずいません。ほとんどの人が複数の理由、平均して3.5ほどの理由が重なって、学校に行かなくなります。

フリースクールへ行き「自分だけではないんだ」

:石井さんご自身が不登校になったとお聞きしたのですが、その経験についてお聞きしてもよろしいですか?

石井:私が不登校になったのは中学2年生のときです。その後は一切学校に行っていません。高校も大学も通っていないので、正式には中学卒業が最終学歴です。実際は中学を中退しているので、小卒と言ったほうがいいかもしれません。

代わりに、フリースクールという不登校の子たちが集まる場所に通っていました。私の場合は、学校に行かなくなる直前にフリースクールの存在を知っていたので「学校に行かなくなったらここに行こう」と決めていました。事前に決められていたのはよかったです。

不登校になったときは苦しかったですが、フリースクールに行ってから考えたいと思っていました。いざ行ってみたら、同い年ほどの人たちが多く、「そうか、自分だけではないんだ」と安心しました。

「自分だけではない」という言葉は、字で書くと迫力がありませんが、自分自身の感覚としては大きな安心でした。同じような経験をした人たちで、世間話をしたり、ときに取材のようにプロジェクトを一緒にやったりすることで、癒されていきました。

次ページが続きます:
【「学校に行きたくない」と親に打ち明けたとき】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象