「アルコール度数5%の普通のビール」から「アルコール度数0.7%の微アルコールのビールテイスト飲料」に変えるだけで、摂取する純アルコール量を大幅に減らせますから、シーンに合わせて上手に使い分けるのがスマートな飲み方です。
ビールの500㎖のロング缶で比較すれば、純アルコール量の差は17g。ノンアルコールにすれば、純アルコール量を減らすことができます。
1杯目は普通のビールを飲んで、2杯目からは「微アル」や「ノンアル」に変えるなら、ガマンも抵抗も少ないのではないでしょうか。
ノンアルコールビールが持つ「リラックス効果」
それでも、「ノンアルコールは味がイマイチだし、飲んで気分がよくなるようなお酒を飲んで得られるメリットがないのでは?」と決めつけておられる方も多いでしょう。しかし、今は各社の製造方法がたいへん洗練されてきています。
大きく分けてノンアル、微アルコールビールには、ビール製造後にアルコールを抜く「脱アルコール製法」と「アルコールを発生させない製法」に分かれるのですが、ビールと同じように麦芽とホップで醸造されていたり、クラフトビールと同じ醸造方法であったりと、味わいや香りの面でビールと遜色のない多種多様な商品が揃ってきています。飲まず嫌いになるのはもったいないことです。
さらに、ノンアルコール飲料では単なる水では得られない「リラックス効果」が得られることも調査研究によってわかってきました。
上図は、ビールは好きでも、ノンアルコールのビールテイスト飲料は好きではないという被験者に対して行った実験です。被験者にストレスのかかる作業を行ってもらった後、ノンアルコールのビールテイスト飲料と水を摂取してもらい、その際のストレス度を測定。
すると、水だけではストレス度に大きな変化がなかったものの、ノンアルコールのビールテイスト飲料を飲んだ後には“リラックス効果を得られる”ことがわかったのです。
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