お酒のようなテイストと雰囲気を味わうことで飲酒をしている感覚になり、単に水を飲むのとは効果が異なったのです。
アルコール度数0.00%のノンアルコール飲料なら、「休肝日」に飲むこともできます。ただ、いくらアルコールが含まれないとはいえ、飲みすぎて食事に影響しないようには注意してくださいね。
また、眠れない日にお酒に頼っている人も、ノンアルや微アルコール飲料に切り替えてみてください。得られるリラックス効果から、深く眠れることもあります。私もノンアルコール飲料にした日に、ぐっすり眠れるようになりました。
「あえて飲まない」ライフスタイル
こうしたノンアルコール、微アルコールの飲料が増えている背景には、体質的にアルコールを受け付けないわけではないのに、お酒を飲まない「ソバーキュリアス」という考え方の広まりがあります。
ソバーキュリアスとは、「sober(シラフ)」と「curious(好奇心)」を組み合わせた造語で、お酒を飲める人があえて飲まない、あるいは少量しか飲まないスタイルを指します。そして、それを実践する人が「ソバキュリアン」です。
欧米では広く浸透していますが、日本でも若者を中心にこうした考え方から、ノンアルコール飲料を楽しむ「ソバキュリアン」が増加中。
この流れを受け、酒造メーカーはノンアル、微アル飲料の開発にも力を注いでいるのです。加えて250㎖や135㎖缶といったミニサイズのビール缶を展開するなど、ニーズに合わせた商品展開を拡大しています。
ノンアルコール飲料を専門にするバーも登場していて、飲む人も飲まない人も楽しめる世の中になってきています。
お酒を飲む場は、人とのコミュニケーションの場であり、人生のかけがえのない時間にもなります。ノンアルコール、微アルコール飲料も取り入れつつ、一生楽しく飲める時間と肝臓を維持していきましょう。
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