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「料理を指差しで注文」お店でトラブル起きる背景 どんな問題が起きるのか?有効な対策は?

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  • 東龍 グルメジャーナリスト
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スタッフ側が、口頭でのオーダーミスを防ぐには、復唱することが基本中の基本だ。しかしそれだけでは、まだサービスのスペシャリストとはいえないだろう。客がオーダーをするときに、メニューのどのあたりを見ているのかを、目で追う必要がある。

そうすれば、客が勘違いしたり、言い間違えたときに気づきやすくなるからだ。これができるようになるためには、頭の中で店のメニューをすべて把握し、1つひとつの料理がどのあたりに書いてあるかなど、きちんと網羅されていなければならないため、難易度は高い。

根本的な対策方法もある。オーダーミスが起きやすいメニューについては、メニュー名を改善するのが有効だ。長すぎたり、読みづらかったりする名称を改めたり、カタカナの外国語名だけではなく日本語の和名も併記したり、名前が似通っているものを整理したりすると、店側も客も間違いを起こしにくくなる。

口頭と指差しオーダーの併用を

そして、口頭によるオーダーミスを防ぐには、指差しオーダーとの併用が非常に効果的だ。口頭で聞くだけではなく、指差しでどの料理を指しているのか確認することができる。

冒頭でも指摘したように、指差しオーダーの欠点としては、指差しの速度が速すぎて追いつかないという問題がある。しかし口頭で料理名を伝えることで、どの料理を注文しようとしているのか、目と耳の両方で確認することができる。また、曖昧に指差ししていたとしても、口頭からの情報もあるので間違えにくくなるはずだ。

指差しオーダーのみをオーダー方法にするのは心もとないが、口頭でのオーダーと併せることで、ミスを減らすことができるのだ。

さらには、言葉があまり通じない外国人であったり、耳があまりよくないスタッフがいたりする場合であれば、指差しオーダーとの併用はより大きな力を発揮する。

飲食店における食体験は、ほかには代えがたいものがある。指差しオーダーと口頭オーダーを上手に用いて、おいしい料理や飲み物を誤解のないように注文し、楽しいひと時を過ごしてもらいたい。

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