「1.4万人の就活生」が選んだ人気企業ランキング 経済活動再開で学生優位の「売り手市場」に

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トップは伊藤忠商事。4年連続で1位を記録している。積極的な働き方改革で知られており、20時以降の残業原則禁止や「朝型フレックスタイム制度」など導入。こうした取り組みが奏功して、属性別で見ても男子、女子、文系からも多くの票を集めている。イメージが先行する「前半」と、面接を経験した「後半」で総合順位が変わらず、年間を通じて人気となっている。

総合商社はほかにも6位に三菱商事がランクイン。8位丸紅、16位三井物産、22位住友商事と続き、根強い商社人気がうかがえる。

2位は日本生命保険、3位は大和証券グループと昨年と同様の結果だった。損保・生保や証券といった金融機関は例年上位にランクインする傾向にあり、5位に東京海上日動火災保険、10位には損害保険ジャパンが入った。

昨年29位→今年91位の楽天グループ

今回の調査で大きく順位を下げたのが91位楽天グループ。昨年の29位から急降下した。低迷しているモバイル事業が重荷となりグループ連結の最終赤字が続いている。

コロナ禍の影響を大きく受けていた航空系企業は回復傾向。全日本空輸(ANA)が85位、日本航空(JAL)は90位とトップ100圏内入り。両社を含めた航空系企業がトップ300に8社ランクインした。ANAは2024年春の入社予定者から客室乗務員(CA)の新卒採用を4年ぶりに再開するなど、ポジティブなニュースに連動して順位が変動しているようだ。

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