医師が教える「認知症予防へやめるべき食習慣」6つ 身近な食べものが認知症リスクを高めることも

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糖尿病を予防するためには、白砂糖を使うのをやめましょう。精製度の高い白砂糖は黒砂糖のような精製されていない砂糖に比べGI値が高く、血糖値を急上昇させます。高血糖の状態が続くと、インスリンの量や働きが不足してしまうので、体が吸収しても血糖値の上昇がゆるやかな黒砂糖を積極的に使用するとよいでしょう。

⑤加工肉を食べるのをやめる

ハムやソーセージなどの加工肉は、手軽に調理できて子どもから大人まで好きな味ですから、日々の食卓に登場するシーンが多い食材でしょう。

ハムは豚肉を塩漬けや燻製にし、ゆでたり蒸したりしてつくられます。ソーセージは豚のひき肉を香辛料と一緒に薄い膜上の袋に詰めたものです。

加工肉は塩分も多く、高たんぱく、高脂肪。認知症だけでなく健康全般を考慮すると、塩分や脂質が多く含まれている加工肉はなるべく避けたほうがよい食材だといえます。

加工肉は、加工する段階で脂と塩分を加えるため、通常のお肉と同量食べると、加工されていないお肉よりも、脂質や塩分をとりすぎてしまうことになります。

脂質のとりすぎは、体脂肪として身体に蓄積され、血液中の中性脂肪やコレステロール値が上昇し、脂質異常症の原因になる可能性があります。

そして、塩分のとりすぎは、高血圧の原因となります。さらに、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める可能性があります。

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