本格インドカレー作りには「トマト缶」という幻想 トマトはどれを使えばいいのか稲田俊輔氏が解説
そして、先に少し「種明かし」もしておきましょう。このカレーは、生トマトをトマト缶やトマトピューレに置き換えても、それはそれでおいしいカレーになります。
いい機会なので、トマトによってカレーがどう変わるのかを、実際に作って体感してみるのも一興です。ただし量は調整する必要があります。生トマトの場合は80gですが、トマト缶なら55g、トマトピューレなら40gを目安にするといいでしょう。減らした重量の分は、水を増やして補います。
トマト缶の場合は、当然ながら、トマト缶ならではの風味と酸味が残ります。人によっては「日本のカフェで出てきそうなカレー」と感じるかもしれません。トマトピューレだとややコクが強まって少しまったりとした味わいになります。こちらのほうが食べやすいと感じる人もいるでしょう。
クイックスパイシーチキンカレー
「さっと炒めてさっと煮込むだけ」で、あっという間にできるのに、これぞインドカレー! という趣の、サラッとスパイシーなチキンカレーです。
こういうカレーは、鶏肉は皮付きでもかまいません。スーパーでよく売っている「から揚げ用カット鶏もも肉」を使えば、さらにお気楽です。
鶏もも肉(皮付きでもOK。一口大) 160g
塩 4g
おろしニンニク・おろし生姜 各4g
コリアンダーパウダー 4g
クミンパウダー 2g
カイエンヌペッパー 1g
ターメリックパウダー 1g
ガラムマサラ 2g
サラダ油 15g
――ここまでを材料(A)とする。
玉ねぎ(スライス) 120g
トマト(ざく切り) 80g
水 100g
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