勉強に戦略が必要なのは「努力をしない」ため 目標までの近道を知るにはまず「地図」が必要

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一般的には、英語学習の「全体像」は先ほどの図にある要素の組み合わせということになります。

英語以外でも同じです。まずはこのような「全体像」を把握するのが大切。

できる人に話を聞いたり入門書を読んだりすることの本質は、ここにあるのです。

自分よりも多くを知っている人からは、学びたい分野の「地図」を手に入れるようにしましょう。

成果を目指すには、まず「現在地」を知ることから

次に、戦略を立てる上で大切なのは、「自分の現在地」を知ることです。

精密でわかりやすいマップを手に入れたとしても、現在地がわからなければ何の意味もありません。

今の自分が目標地点までどのくらい手前にいるのか、あるいはゴールまでのルートから外れているのか。戦略マップの場合でも、それがわからなければ、結局どこへ進めばいいのかわかりません。

普通の地図なら当たり前の話だとわかるはずです。カーナビがわかりやすいのは、地図上に常に現在地を示してくれるからですね。

ただこれが勉強となると、なぜか「とにかくひたすら歩いていれば、いずれ頂上が見えてくるだろう」と思ってしまう人が多い傾向があります。

もし山道だったら、がむしゃらに進んで、体力をムダに消費していたら遭難してしまいますよね。

幸いなことに山道と同様に、勉強では「自分が今、どこにいるのか?」をきちんと整理する方法が確立されています。

では、どうやって、現在地を見つければいいのでしょうか。

一番良いのは、マップを手に入れるときと同じで、その道に詳しい「第三者」に、自分のことを客観的に見てもらうことです。まずはいったん立ち止まる勇気を持ちましょう。

何かを身につけるという意味では、スポーツと同じです。バッティング練習をしたからといって、すぐにうまくなるわけではありません。2日間、ボールを打ちまくったからと言って、3日目から急にうまくなるわけじゃない。

自分ひとりで自主練をしていると、なかなかうまくならないので、自分が成長しているのかどうか、この練習を続けていいのか不安になります。

このような状態は、落とし穴にはまりがち。自分の状態がはっきりと認識できていなくて不安な状態になると、ついついいろんなことに手を出してしまいます。

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