スタートアップで重宝される会社員のスキルとは、「企業の組織体系」を理解し、「大きな組織を動かす力学」を知っているというものです。
キーマンの所在や、稟議・決済の流れをつかんでいるということは、実は貴重なスキルのひとつなのです。
「大企業との仕事」に苦戦する理由は?
スタートアップが大きく成長するには、大企業とのアライアンスを結んだり、大企業を顧客化していったりすることが重要になってきます。
しかし、スタートアップしか経験のない人は「大企業との仕事」に苦戦をすることが多々あります。
その理由は、3つあります。
②大企業のキーパーソンに気に入れられるための「可愛げ」の重要性を知らない
③「正しい提案」にはこだわるが、大企業側の担当者の「巻き込み方」が不足している
スタートアップ出身者は、大企業との仕事がうまくいかないと、「大企業の人って、この提案の価値をわかってないよな……」などとぼやきます。
しかし客観的に見れば、大企業側の担当者の「巻き込み方」が圧倒的に足りないことが多いのです。
一方、大企業出身でスタートアップに転職してきた人であれば、「大きな組織を動かす力学」を知っているため、交渉相手である「大企業側の担当者」がいかに社内で立ち回れるかに寄り添い、担当者を自分たちの「共犯者」にさせていくのが上手なのです。
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