「子どもがいない人生」に苦悩する女性たちの本音 表立って語れない社会の生きづらさ(前編)

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そういう「本音が言えない社会」って生きづらいな、と思うんです。それで、「いろんな価値観があっていいし、いろんな生き方があっていいんだよ」ということを発信していきたいと思いました。

――子どもが欲しくてできなかった人が、会社で育休を取る同僚をカバーしていることも多いんですね。想像したら「きついな」と思いました。

やっぱり声は聞きますね。子どもがいない人たちだって、いる人が大変なことはもちろんわかっているんです。だから、サポートすること自体を「嫌だ」と思っている人はほとんどいないんですけれど。ただ、そのサポートへのねぎらいがまったくなく、当たり前のようにこちらの負荷が増えるとか、そういう状況にちょっとモヤモヤしてしまうんですね。

(画像:『まんが 子どものいない私たちの生き方: おひとりさまでも、結婚してても。』より)

「ありがとう」「助かったよ」みたいな声かけがある環境なら全然いいんですけれど、上司が「○○さんは今日から育休だから、あとはよろしく!」みたいな感じだと、「え? この仕事を全部私が?」となる。周りの理解のなさ、というところが大きいと思います。

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