猛暑を乗り切る町中華「ナス黒酢炒め」家で作る技 酸味がそそる!濃いめの味付けでご飯に最高

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下味をつけた豚肉に片栗粉を振ります。全体にまぶさなくても大きな問題はありませんが、なるべくだまにならないように少し高い場所から振るといいでしょう。

片栗粉をふった豚肉
この時点で10分くらいは経っているはずです

サラダ油をひいたフライパンに豚肉を並べ、中火にかけます。

火にかけた豚肉
加熱すれば肉ははがれるので神経質にならずに大丈夫

片面焼きのイメージで焦げ目がついたらナスを投入

薄切り肉は、加熱しすぎを防ぐため、イメージとしては片面焼きです。焦げ目がついたら裏返し、さきほどバットに移しておいたナスを戻します。

焦げ目のついた豚肉
焦げ目もおいしさのうち

ざっくりと炒め合わせたら、合わせ調味料を加えます。

調味料を加えた豚肉
合わせ調味料は一気に加えると焦げにくいです

調味料が全体に絡むまで軽く煮詰めたら出来上がりです。この工程で酢の酸味がやや飛び、味にまろやかさとコクが出ます。

調味料がなじんだ豚肉とナス
肉に振った片栗粉と砂糖のおかげで軽いとろみがつきます

ご飯によく合うやや濃いめの味付けなので、好みでナスの量を増やして調整してください。夏は酢の味、という言葉があるように、気温が高くなると酸味がおいしく感じられます。酸味を上手に活用して、暑い季節を乗り切りましょう。

完成したナスの黒酢炒め
熱々がおいしいので急いでテーブルに運びましょう

(写真はすべて筆者撮影)

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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